シルバニ村♪開村計画!!

69*イヌのふたごの赤ちゃん

村一番のあばれんぼう

おはなし イヌのふたごちゃん 1 


シルバニア村で、やんちゃな赤ちゃんと言えば、イヌさん一家の双子の赤ちゃんです。
お母さんが、ちょっと目をはなしたすきに、どこかへ行くことなんて、しょっちゅうです。
ふたりで高い木に登ったり、粉ひき水車小屋で、真っ白になって遊んだり。

赤ちゃん広場で遊ぶのも大好きでした。
でも、なんといっても村一番のやんちゃ赤ちゃん達です。
「えーん、えーん」
赤ちゃんの泣き声がして、アライグマさんが見に行くと、たいていイヌの双子ちゃんが騒ぎの中心なのです。
「イヌの赤ちゃん達が、はしごを揺らしてこわくて遊べないの」
赤ちゃん達が訴えるのを聞いて、アライグマさんは言いました。
「イヌの赤ちゃん達、みんなをこわがらせちゃダメでしょ?」
すると、少しの間はおとなしくなるのですが、ちょっと不満そう。
双子ちゃん達としては、みんなを楽しませてあげたつもりなのかもしれません。
おはなし イヌのふたごちゃん3 

そんなある時、シルバニア村に大雨が降りました。
赤ちゃん達は、外で遊べません。
あそびの樹や、湖のお家の中で遊んでいても、何日も続くとやっぱり外に行きたくなります。
そして、やっと雨が上がった日、赤ちゃん達は広場に駆け出しました。
イヌの双子ちゃん達は、お砂場に直行です。
二人は、砂をほったり、水を運んできたり。
そこへ、他の赤ちゃん達が来て、山を作ってトンネルをほりました。
ところが、イヌの双子ちゃん達は、そのトンネルを踏みつぶしてしまったのです。
そのうえ、お砂場からみんなを追い出して、入れてくれません。
赤ちゃん達が何を言っても、二人は通せんぼしたまま。
ついにみんなはアライグマさんを呼びに行きました。
「双子ちゃん、みんなで遊びましょうね」
アライグマさんが言っても聞きません。

次の日も、その次の日も、双子ちゃんは砂場を占領し続けました。
とうとうアライグマさんも、厳しく二人に言いました。
「双子ちゃん達、みんなを困らせてばかりいると、本当に怒りますよ」
すると、双子ちゃん達は困った顔をして、お砂場を指さしました。
砂場に小さな芽がでています。
アライグマさんは、やっと二人がお砂場で何をしていたのかが、わかりました。
この間の大雨で大切にしていた花壇の芽が流されてしまったのです。
双子ちゃん達は、生き残った芽を集めて、育てようとしたのでした。
おはなし イヌのふたごちゃん2

双子ちゃん達の、思いがけない優しさをしって、アライグマさんは、すっかり嬉しくなりました。
「ありがとう、赤ちゃん達、でも、お砂場はみんなが遊ぶ所だから、新しい花壇を作ってあげましょうね」
と、広場のすみに芽を移し替えてくれたのです。
双子ちゃん達は、芽に優しく水をかけました。
他の赤ちゃん達も、イヌの双子ちゃんが芽を守ってくれたことを知って、にこにこ。
双子ちゃん達は、みんながお砂場で遊べるようにシャベルやバケツを運んできました。
これで、仲直りです。アライグマさんも安心して見守っています。
が、しばらくすると、赤ちゃん達の泣き声が聞こえてきました。
また、双子ちゃん達です。
「やれやれ、困った双子ちゃんね」
そうは言いながらも、二人が優しい心を持っていることを、みんな、ちゃんと知っているのです。

おはなし イヌのふたごちゃん 4 

おしまい

森のおはなし イヌ 奥付 

《こちらに載せているお話は、原文とは異なり、内容をご紹介するものです》

イヌファミリーのお話のご紹介、やっと終了です。
何か月もかかってしまい、申し訳ないです

このイヌは、ビーグル犬なのかな…
そういえば、ビーグルタイプ、とどこかで紹介されていたなぁ、と思い出しました。
海外版のお人形は、イヌの種類が多いですよね、何種類くらいいるのかな

気が付けば、9月…。
さすがに、もうちょっと更新できるように頑張りたいと思います
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